うるおいへ導く主要成分

アルギン酸

アルギン酸

科学の世界では地球上の生命の起源はすべて海にあると言われています。
海が育む無数の天然海藻には、強靭な生命力とコラーゲン、弾性繊維、粘質性(ぬめり)の成分が含まれ、傷口の回復や角質の補修、表皮細胞の再生サイクルを助ける働きをしてくれます。

アルギン酸は、昆布やワカメに代表される褐藻類に特有な天然多糖類です。
藻体中でのアルギン酸は、海中に含まれるさまざまなミネラルと塩を形成し、ゆるやかなゼリー状態で細胞間隙を満たしています。
波に揉まれ海水中を揺らめきながら生長する海藻のしなやかさは、このアルギン酸がもつ独特な物性によるものといわれています。

アルギン酸は天然の保湿成分、乳化剤の役割もするため、肌になるべく刺激を与えずに汚れを取り除きながら、肌の免疫力や回復力、抗酸化作用をサポートし健康的な肌へ導きます。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は元々人の体内に存在する成分で皮膚をはじめ、眼球や関節などに多く含まれています。

皮膚の表面から表皮・真皮・皮下組織の順に構成されていますが、ヒアルロン酸は真皮層に多く含まれています。
ヒアルロン酸は水分を保持する能力(保水力)に優れており、その保水力はヒアルロン酸自身の重量の約6000倍(1gで6Lの水分を保持することができる)といわれています。
このヒアルロン酸の水分保持役割によってハリのあるみずみずしい肌を作ることができるのです。

ヒアルロン酸は加齢とともに減少してしまいます。
体内のヒアルロン酸の量は赤ちゃんの時が最も多く、30代から急激にヒアルロン酸が減り始め、40代では約半分の50%まで減少します。
60代になると体内のヒアルロン酸の量はかなり減少し、赤ちゃんの頃と比べると4分の1(25%)まで少なくなります。

このように加齢によるヒアルロン酸の減少は、肌のみずみずしさを著しく低下させるだけではなく肌のハリも失われ、乾燥肌やシミ、シワ・たるみなどの肌の老化の原因になってしまいます。

セラミド
セラミド

セラミドは元々人の体内に存在する成分で肌の一番外側にある角質層で肌のバリア機能として働く細胞間脂質の主成分にあたる成分です。

セラミドには保湿機能の改善や肌内部から水分が蒸発するのを防いだり、外部刺激から肌を守るバリア機能、細菌の侵入を防ぐ働きがあります。
しかし、加齢や間違ったスキンケア方法などが原因でセラミドが減少してしまうと肌のバリア機能が低下し、肌内部で水分維持ができにくくなり、乾燥や肌荒れを引き起こしやすくなります。
実際に乾燥肌や敏感肌というのは、セラミド不足が原因と言われています。

【セラミドの種類】
化粧品に配合されているセラミドは原料に応じて4種類に分けられます。

1.天然セラミド
ビオセラミド、セレブロシドとも呼ばれる動物由来のセラミドです。
動物由来のため人間が持つセラミドに似ており親和性が高く、保湿力に優れているのが特徴です。

2. バイオセラミド(ヒト型セラミド)
人の肌にあるセラミドを真似て酵母から作ったセラミドでセラミド2、セラミドAPなどとも呼ばれます。
ヒト型セラミドともいわれるように肌にあるセラミドとほぼ同等の構造をしており、天然セラミドに負けない保湿力と浸透力があります。

3. 植物性セラミド
植物由来のセラミドです。

4. 合成セラミド
セラミドに類似した物質を化学的に合成したセラミドで疑似セラミドとも呼ばれます。

現在、CHISA化粧品が化粧品に配合しているセラミドは天然セラミドとバイオセラミドになります。